彼とお付き合いして学んだこと、得たこと。
彼とお別れしてから、色々考えることがあります。
私が彼とお付き合いした時、高校生以来の恋愛でした。
高校生の時は本当子供のような恋愛でしたから、ヤキモチは妬くわ、無駄に駆け引きして失敗するわ、そしてとにかくツンデレでした。
自分からは絶対好きと言わない。相手から言われるのを待ってる。
好き、と言われても『私も』なんて言わない。
惚れたら、『負け』だと思っているから。
出来れば恋愛経験の少ない男性の方が良い。ちょっと言葉はアレだけど、童貞の方が良い。
そして、私だけを知って欲しい。
そんなこと考えてたかもしれません。
彼とお付き合いした頃も、そのような考えを引き継いで恋愛を始めたけど、
彼はもうかなり大人ですから
『駆け引きするのは時間の無駄』『素直に自分の気持ちを伝えた方が楽』
ということをまず学びました。
でも、もちろんそれだけではありません。
彼は、本当に『自分の感情を表現しない』『人間らしさがない』
人でした。
素直に自分の気持ちを伝えることもない。男性の本能を剥き出しにすることも無い。
どこに行きたい、あそこに行きたいと言わない。太陽の光を浴びずに家でこもってばかり。
何なら、社会人としてダメでしょ?そう思ってしまうような行動をすることもありました。
でも、自分とまるで似てる性格。だからこそもっとイライラした。
そんな彼を見るたびにイライラして、悲しくなって。
でも、そんな彼を見ている自分…から出てくる『感情』から色んなことを学びました。
彼がもしかしたら他の女性を好きになるかもしれない。
何で彼は好きと言ってくれないんだろう。
彼から抱きしめて欲しい。求めて欲しい。
何でこうなの?あーなの?
もっと、もっと…って
本当に、悩み続けた毎日でした。
楽になったのは、彼に対して『諦め始めた時』でした。
まず、彼は何も悪くない。だって、彼は『そういう性格』なんだもの。
私は『正してあげたい』という考えを最後まで持っていたけれど、やはり
『他人を変えることはできない』
好きと言って欲しいなら、そう言ってもらえるような自分になる。
抱きしめて欲しいなら自分からそう言う。そうしてくれないなら諦める。
期待するのではなく、信用する。特に恋愛で期待しても、自分の首を絞めるだけだから。
彼に出会ったことによって、恋愛をすることによって自分から出てくる『感情』を冷静に分析して考えることを続けました。自己観察、って言うのかな。
例えば、
『彼から連絡が欲しい』と思ったら、そもそも彼は連絡があまり好きではないので
無理強いした所で続かない。
なので、『自分の時間を楽しむこと』にする。
『抱きしめて欲しい』と思ったら、自分から抱きしめる回数を増やす。
それか、『抱きしめて♪』と素直に言う。
とにかく彼には、『してほしいことを素直に言う』ことで関係が円満にいきました。
というか、今思えば本当に辛い事しかなかったような気がしているのですが、
いつも好きと言ってくれて、メールも毎日まめにくれて、大事にしてくれて、どきどきさせてくれて…
なんて理想の王子様のような人とお付き合いするより、こういう人との恋愛を一回経験して本当に良かったと思います。
やはりお付き合いは『人と人とのお付き合い』であって『アンドロイドとの恋愛』ではないので思い通りにいかないことの方が多い。
そういう時に、どうやってそこで自分との折り合いをつけていくか。どうやって割り切るか。
でも、綺麗なこと言ってそれって全部、『我慢』なんですよね。
女性なんだから、『相手からの提案で何かをしてほしい』って思いは持っていて当然だし、間違いなんかじゃない。
でも、明らかに私の彼のような『こちらから何も言わなければ何もしない人』って
付き合ってて楽しいのか?って聞かれると、正直言って、私はまだ大人ではなかったので楽しむ余裕はありませんでした。
このことで悩んだ時、『割り切るか』『感情表現が豊富な人とお付き合いするか』
大きく分けてこの二択なんですよね。
私は後者を絶対選ぶと思いました。
好きなんだから我慢しろ
それは間違い。好きだからまだ別れられないけど、いざ理想の人と出会ってしまったら、絶対そっちに行ってしまうよなぁ…
そう考えながらお付き合いしていました。
でも、彼のおかげで『学生の恋愛』から脱出し、
『変に駆け引きしない』『自分の気持ちを素直に伝える』
期待はしない、信頼する
彼に傷つけられるようなことをされても、好きだからって我慢しない。
そして自分で自分を傷つけない。
許せないようなことをされたのであれば、それを簡単に許すような自分であってはならない。
何よりも『自分のことを大事にすること』『自分を愛すること』
で、恋愛は今よりもっとうまくいく。
やはり、自信を愛していないと、『ヤキモチ』を妬いたりだとか『自分を卑下する』時間が多くなりますからね。
今思えば、彼との恋愛というよりも、『恋愛の勉強期間』のような時間でした。
だから、彼とのお付き合いが無ければ、どんなに私の事を愛してくれる人と出会ってもいいお付き合いが出来なかったかもしれません。
だから、お勉強の機会を与えてくれてありがとう。
本当にそう思います。
なんて朝から思ったので書きました。
実は、書こうかどうか迷ったのですが
お付き合いを始めた方がいます。
私がとても尊敬していて憧れていて、この人のようになりたい
そう思っていた方でした。
仕事に対する姿勢が素晴らしく、色んな人に好かれていて頼りにされている方です。
またしてもかなり年上の方なので、恋愛関係になることは有り得ない
そういう固定概念を持っていたので、彼の好意に気付くことが一切無かったのですが、
実は私が彼とお付き合いして滅茶苦茶悩んでいる時にも
彼は私の事を好きで大事に思ってくれていたようです。
ちなみに、一人でも彼の家に遊びに行ったことがありますし、他のお友達と遊びに行ったこともあります。
私はこの人みたいになりたい…そう思っていたくらいの人でした。
性格が何もかも真逆であり、人柄もそうですし、恋愛をするにおいても
『理想』そのものなので
本当に驚いています。というか、自分が一番実感していません。
お世話になっている人にはきちんと報告してくれ、それを聞いた人も本当に喜んでくれていました。
こんなに素敵なこと、あっていいのか…?
だからこそ、前の彼への感謝があふれ出しました。
こんな素敵な人と出会えたのに、私が未熟だから今の彼を傷つけるようなこともあったかもしれません。
でも今の私は違います。素直に自分の気持ちを伝える。自分の事を大事にする。
これが分かっただけでも今の自分は前の自分とは全然違います。
大きく成長したと思います。
今の彼とのことはブログに書きません。もちろん学ぶことはあるかもしれませんが
純粋に今の彼とのお付き合いを楽しみたい。
このブログもいずれまた閉鎖することでしょう。
でもこのブログに書いたことは、私の学んだすべてでもあります。
あぁ、素敵な人生が始まりそうです。
こんなに我を忘れて感謝したくなったのは初めてです。