え、何で皆そんなにオシャレなの?
私は物心ついたときから既にオシャレに興味がなかったように思います。
まず生まれつきというのは大きいと思いますが、
『オシャレをしてカワイイと言われたい!注目を浴びたい!』というよりも、
『オシャレをして、何か感想を言われるのが嫌!』という気持ちが強いですし、今でも子供の頃程では無いものの、
可愛いって言ってくれるかな?ワクワク♪という良い緊張ではなく、な~んか嫌な緊張。
こう思ってしまうのは小さな頃からの自信の無さもありますが、おそらく私が何かをする度に嫌味を言ってきた妹が原因だと思います。
妹のこの性格は間違いなく父親譲りです。笑
妹の性格を一口には語れないですが、超世渡り上手、仕事も完璧にこなすようなのですが、家族には当たりが強いのです。そういう人、いますよね。
母もですが私もそれにやられていて、オシャレをする度に何か言われるのが嫌なのでとうとう中学生になった時には毎日同じ服を着るようになりました。(学校の日以外)
同じ服を着れば、何も言われないという考えに至ったんです。
さすがにそれは中学生時代だけですが、それ以降も当たり障りのない、誰にも何も言われないだろうという服を選んで買っていました。
服屋は本当に地獄でしたし大嫌いな場所でした。
自分に似合う服が無いと思っていたし、自分が着るにはオシャレ過ぎるように見えていたんです。
スーパーの二階とかにある婦人服屋が限界でした。(失礼)
周りはオシャレにとっくに目覚めている中、私の中のオシャレ心は一切芽生えることがなく適当な服を来て生活していました。
人生初のアルバイトを始めた時も、毎日同じ服を着ていました笑
正確には、Tシャツにパーカー。そのパーカーが毎日同じで、中のTシャツも3着位を着回し。
もう、重症です。
さすがに、『何で毎日同じ服なの笑』と突っ込まれました。
もう皆小学生で卒業しているようなTシャツを大人になっても着ていたし。
ですがこの時、ようやく救世主が現われたのです。
好きな芸能人が出来ました。男性なのですが、女性でも通用するようなかわいらしい服を着られることも多いので
その人と同じような服を買う!ということで着飾ることへのモチベーションも上がり、なにせその人と同じような服を買えば良かったのだから楽勝でした。
自分に似合う似合わないなんて気にしなくて良い。ただただこの人と同じ服を着るだけで幸せになれるのだ。
見た目は見るからに男のファッション、正直言って何の可愛げもないようなファッションでしたが心が救われたようでした。
正直、ファッション誌の人と同じ服を着ようと思えば着れるけれど
私がファッション誌を買うとしたらファッションの参考にする為で、その人が好きな訳じゃない。
オシャレも別に好きじゃないのでモチベーションも上がらないんですよね。服って高いし。
私は、その人と同じ格好をしたい!というモチベーションだけで服を買っていたので、その時だけは救われました。
そこからはもう二度と毎日連続同じ服に戻ることはありませんでした。
その俳優さんが好きでなくなった後も『これ!』という好きなファッションが一切ないので、ファッションは結構移り変わりました。
今の職場に着た時、最初は本当に適当なファッションでしたが一着ワンピースを購入したことをきっかけに、毎日スカートを履く時代もありました。
(ちなみに皆優しいので、ワンピースを着た時は皆で褒めてくれました)
今現在は、自分の体型に合った服装が良いという事で服を全部変えて、今はどちらかというとメンズライクな服装にしています。
今はフリマアプリなんかも流行っていますから、服屋には一切行かずフリマアプリで激安で自分に似合う服を探せるので今までよりは苦労していません。
何となく、あぁ、こんなファッションいいなぁと思うのだけれど
やっぱり皆に『どうしたの~!』って言われる瞬間を想像すると萎えてしまうんですよね。
一人一人に会う度に何か言われる、それが面倒。
それお何日間か乗り切れば後は大丈夫なんだけれど…分かってるんだけど。
あと、それを乗り切ってまでオシャレをしようと思えない、
そこまでオシャレに情熱持てない。
努力不足なのは分かっているんだけど…。
あんまり、ネットで検索しても私のようにオシャレが嫌いって言う人が見当たらないんですよね。
やっぱり皆美意識は持ってる。生まれつきなのかなぁ。
ただ、私も『こんなメイクしてみたいなぁ』『あんなファッションで過ごしてみたいな』という気持ちは心のどこかにあるのです。
だから、ただ『どうせ自分は似合わない』『めんどうくさい』と、他の理由に押しつぶされてしまってるんですね。願望よりエゴの方がめっちゃ強いというか。
ここを乗り越えることが出来たら…。
と思うけど、正直オシャレにそんなお金かけたくないと思ってしまったり。
でも、オシャレすることを完全にも諦められなくて。どっちつかず!
ま、無難で清潔感のあるファッション出来ている自覚はあるからそれでもいっか!とは思います。(昔は超酷かった)